5229 池上線フリー乗車デー
五反田と蒲田を結ぶ東急池上線が開通90周年を記念して、終日無料で乗り放題という特別企画が開催されるということで行ってみた。
五反田駅のJR山手線の乗換改札や東急の改札口で、1日フリー乗車券を配っていた。
なんと湘南新宿ラインの車中に、日傘を忘れてしまい、代わりの日傘を買う羽目に。
昼食も取ってなかったので、五反田で食べる。
そうこうしているうちに、日傘を置き去りにした列車が、折り返して戻ってくることがわかったので、大崎駅で待ち伏せ。
以前、山手線で成功した体験があったから、今回も…と期待したが、残念ながら見つからず。
電話でも問い合わせもするが、該当する日傘はなかった。
少し時間をおいて、確認してみることにする。
ようやく、池上線に乗ったときには、16時半を過ぎ、かなり日が傾いていたから、そもそも日傘が必要だったか?という時間になっていた。
五反田駅の改札口手前で、スタッフから1日フリー乗車券を手渡しで受け取り、自動改札機を通して入場。
ホームは、ものすごい数の乗客で溢れかえっている感じだった。
もともと、これといってあてもなく歩いて回るつもりだったが、もうこんな時間だと、そういうことも言っていられない。
とりあえず、洗足池駅で下車。
「東京一低いガード下」なる場所へ行ってみる。
そこそこ有名なのか、先客が何人もいて、その「低さ」を味わっていた。
真上を電車が通り過ぎるが、洗足池駅のすぐ近くなので、上下線とも電車の速度は、あまり早くなく「迫り来る怖さ」みたいなものは意外となかった。
続いて、洗足池へ。
スワンボートまで無料だったようで、おそらく日中は、大変な混雑だっただろう。
今日、自宅を出る直前に、ここが名所江戸百景に描かれた場所のひとつだったことを思い出し、それに近い写真を収める。
こんな慌ただしい感じではなく、またゆっくり来たいと思った。
ふたたび、池上線へ。
もっと乗ってみようとも思ったが、すっかり日が沈んでしまうし、特に歩いてもいないけど、なんだかくたびれてきたので、五反田方面に戻り、戸越銀座駅で下車。
改装して間がないこともあって、けっこう木の香りがしていた。
ホームから戸越銀座商店街の踏切を見るとすごい人にビックリ。
せっかく来たので、ちょっと歩いてみることにした。
こんなに人が多いと、ふだん目立たないお店も、必然的に人が立ち止まるようになるかも。
たしかにいろいろと発見はある。
ネタ的に面白い光景はいろいろあったけど…
しばらく、ぶらぶらと歩いてみるものの、これといって目ぼしいものもなく、そのまま帰ってきてしまった。
多少予想はしていたものの、とにかくすごい人の数で、電車内はもちろん、駅周辺もラッシュ並みの混雑だった。
今回のこの企画、とても面白い試みではあるし、池上線を知らない人に向けては、いいきっかけではあると思う。
でも、このようにあまりの混雑だと、ふだんの池上線の「良さ」みたいなものがなくなってしまう感じがしてしまう。
たとえば、無料ではなくせめて100円とか、わずかでも徴収したほうが、もうちょっと落ち着いた感じのイベントになるのではないかと思うが、どうだろう?