4975 土木展
東京ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHTで開催されている企画展「土木展」を鑑賞。
土木とは、山・森林・川・海等の自然を相手にした技術…といった感じだろうか。
土木工事といえば、ダムやトンネル、橋梁、道路、鉄道やその関連施設といった社会インフラが相当するもので、自分の興味も高い。
立体的な渋谷気に比べると、新宿駅、さらに東京駅のほうが平面に広がっている感じがわかる。
メインの展示会場では、見て触って、土木を体感できる展示が多数。
正面にあったマンホール入れるようになっていて、そこから地上を見上げたり、マンホールの中を体感できるようになっている。
壁には美しい写真が並ぶ。一番幅を占めていたのは、先日見てきたばかりの明石海峡大橋が、まだ建設中だった頃の写真だった。
また、以前、見学した渋谷駅の模型にも再会。
"砂箱"に入っている砂で山とか谷といった高低差を作ると、高いところは赤く、低いところは青く表示させたり、等高線が出たり…とリアルタイムで投影される。
これがなんだか面白くて、つい夢中でやっていると、小さな女の子が、「動かさないで」と僕をたしなめた。
映像に映る滝の前に立つと、足元には”土”の文字が浮かび上がり、流れる水をせき止める。
一人でなく二人で並ぶと、その”土”の文字が大きくなって、せき止める幅が広がる。
ダムを模したカレーの数々。黒四ダムに行ったときも、そういえばカレーを食べたっけ。
粗いドットで表示された誘導員(ガードマン)。こんなに粗いのに、やたらリアル。
他にも、いろいろと、紹介したいところだけど、とりあえずここまで。
土木という切り口での企画展というのは、面白い試みだし展示もよかったが、ちょっと物足りなさみたいなものも感じてしまった。
具体的にどうしたらいい…というのは、思いつかなかったのだけど…何って言っていいんだろう…”惜しい”という感覚が近い。