4944 Nのバッグ
残業して帰る時間だから、決して早い時間ではない。
最近では、夜遅くに子供たちが外を出歩いている光景を見ても、当たり前すぎて、気にならなくなってきた。
自分が、小学生のころの、平日の思い出といえば、夜は6時半に夕食を取って、7時からテレビ、8時からお風呂、9時には寝ていた。
子どもながら似、いろいろ悩みはあったけど、そんな毎日が楽しかった。
自分と比較するのも、無意味なのかもしれないけど、そういった思い出が、彼らには、塾で過ごしたことと、塾への往復の時間になってしまうのは、やっぱりかわいそうになってくる。
先日、秘密基地の作り方の著者の方から、コメントをいただいたが、昔と違って、今では、大人たちが、環境を作ってあげないといけない時代になったと思う。
僕が立場上、子供たちに責任を負うことがないのだから、机上の空論だし、無責任なことを言ってるのだろうけど、夜や週末に「N」のマークをつけたバッグを背負っている子供たちを見ると、何とも言えない気持ちになる。