3974 閉店商法の行き着く先は?

物思いに耽る(雑感)

大型紳士服店の前に、また「閉店」の幟が立っていた。

以前も取り上げたことがあるが、当然ながら閉店するわけもなく、1日置いて、今度は「開店セール」が始まるのは、目に見えている。

閉店商法が、けっして褒められた商売の仕方ではないことは、誰もが認識することだと思う。

そうまでしても、多くの店(特に紳士服店で、)こういった手法がやめられないのは、それなりに効果が認められるからなのだろう。

それにしても…と思う。

「閉店」「開店」で、客を煽ってでも売らなければならないというのは、間違いなく無理をしている状況だ。

無理をした売り方の先にあることって、いったい何だろう?

少なくとも、いい未来があるようには見えない。

もし、僕が中の人(当事者)だったら、どう考えるだろう?

とにかく注目を集めるきっかけを作りさえすればいいのであれば、「閉店セール」よりも、いい方法があるような気がする。

例えば、チラシいっぱいに

「そろそろ、スーツ草臥れてませんか?」

「最後にスーツを買ったのっていつですか?」

「最近のスーツって、ずいぶん良くなってますよ!」

…みたいな、コピーをドーンと載せたら、「あれっ?」って思わないかな。

少なくとも、僕は「閉店セール」よりは気になる。

もっとも、このコピーだって何度も使えないし、そもそも、今後ますます就業人口が減り、スーツを着る人自体が減ってる状況を考えると、スーツだけは限界で、根本的な対策は必要だろうけど。

Posted by ろん