4593 サケ中骨缶詰ストーリー
今日は昼ぐらいから、おじゃこが見つけた企画展を観に、品川から徒歩10分くらいのところにある、東京海洋大付属図書館へ向かった。
品川駅港南口から、まっすぐ進む…。

運河を渡ってすぐのところにキャンパスがある。

近くを歩いたことはあるが、大学内に入るのは初めて。
雰囲気はけっこう緩い感じ?で、犬の散歩に関する注意書きがあるくらい、ほとんど公園と化してる。

会場の図書館に向かう途中に、なにやら巨大な”骨”が見えたので、行ってみると、建物には「鯨ギャラリー」とあった。
建物の中いっぱいに、巨大なセミクジラ の全身骨格が展示されていた。世界的に見ても貴重なものらしい。

続いて、図書館へ。
会場が図書館ということで入ったものの、なぜか場所がわからず…。
困った…と、館内をうろうろしているうちに、展示を見つけた。
今日見に来た企画展は、「サケ中骨缶詰ストーリー」というもの。
かつて肥料の原料でしかなかったサケの中骨の利用法として考案された、中骨しか入っていない缶詰は、1992年に、岩手県宮古漁協が「さけの中骨水煮」として製品化された。

使用イラストは、サケの形態を正確に描写したものではありません
…と書かれていた。
さすが海洋大学…ちょっとしたイラストでも、このあたりは気になってしまうようだ。

で、この中骨だけの缶詰…。
漫画家の東海林さだおが、週刊朝日で取り上げたことがきっかけでブームになり、 売り出せば即完売、5カ月で実に10万個売れ、漁協は専用の工場を造ったという。

ブームのきっかけとなった記事のコピーや、初めて中骨缶詰を開発した宮古水産高校の紹介、サケと東京海洋大学との関わりなどが、実物の缶詰やパネルなどで紹介されていた。

正直言うと、それほど面白い内容ではなかったものの、こうした骨だけの缶詰が売られていたことや、ブームがあったということも知らなかったので、新しい知識を得たという点では、楽しめた気がする。