4405 東十条駅にて
今日早朝、山手線神田-秋葉原駅間でに架線の支柱が倒れたため、山手線と京浜東北線が運転を見合わせた。
その後、京浜東北線は、大宮‐東十条間と、蒲田-大船間で運転を再開した。
…ということで?、ちょっと、東十条駅まで様子を見に行ってみた。

東十条駅は、3本の線路と2面のホームを持っている。
同駅脇にある車庫の入出庫のため、真ん中の線(中線)路からは、朝夕は折り返しの列車が発着する。
今日の障害対応にあたっては、中線を使った運転が行われた。
同駅付近は住宅地で、特に名所とか商業施設などもないことから、ふだんは静かな駅だ。
今日はどうなっているかと思ったら、特に大きな混乱もなかった。
改札口に出てみると、運休や折り返しを知らせる案内があった。

ふたたびホームに戻ってみると、本来、都心側に向かう南行きの列車が出発できないまま止まっていた。
行き先表示は「上野」…本来のダイヤにない表示だった。

さらに、ホームの行き先は、これまた、ダイヤの設定にない「品川」の表示が…。
しかもご丁寧に、各駅停車と快速で、それぞれ品川行き…とあった。
これはどういうことなんだろう…って、出発できなければ、まるで意味のない表示なのだけど。

5分から10分ほどの間隔で、大宮・赤羽方面から、東十条止まりの列車がやってくる。
で、全員降りるかというとそうでもなく、けっこうな数の人たちが、東十条で電車が折り返していくことに気がついていない。

これより先に列車は行かないので、 ここからふたたび赤羽駅まで戻って、宇都宮線・高崎線などに乗り換えることになる。
折り返すのは、乗客や列車ばかりでなく、乗務員も同じ。運転士も乗ってきた列車で戻っていく。
ただ、乗務員室に向かう途中で、乗客に捕まって乗り換え方法を聞かれていた。いつ出発の指示が出るか分からない、南行の列車の運転士も、乗客へ案内をしていた。
