4305 意外だった“世界初”の写真

科学

気象衛星ひまわり8号は、今年10月に打ち上げられ、来年7月から運用を開始する予定で、現在、各種機能の確認試験などを進められている。

その、ひまわり8号が、世界初の写真を送ってきたというニュース

ひまわり8号 雪雲もくっきり
色彩鮮やか、雲の形もくっきり-。気象庁は十八日、十月に打ち上げた次期気象衛星ひまわり8号が撮影した初の画像を公開した。高度約三万六千キロの赤道上空に静止する気象衛星として世界初となるカラー画像には、地球半面の雲の様子が鮮明に写されている。

その写真がこちら。気象衛星ひまわり8号がとらえた地球全体のカラー写真

地球全体を写したカラー写真なんて珍しくないんじゃないかなぁ…と思った。

実際、よく地球全体をとらえた写真としては、ザ・ブルー・マーブルが有名だ。アポロ17号が捉えた「ザ・ブルー・マーブル」

1972年12月7日に撮影されたこの写真は、月に向かう途中のアポロ17号から撮られたという。

そして、このカラー写真は、高度約36,000キロの赤道上空に静止する気象衛星としては、世界初なのだという。

実は気象衛星が、これまで白黒写真しか撮ることができなかったとは知らなかった。

気象衛星ひまわり8号がとらえた地球全景のカラー写真の日本付近の拡大写真ひまわり8号は、従来の気象衛星と比べて、性能が格段にアップしたことで、写真の解像度が2倍、地球全体の観測時間を30分から10分に短縮し、画像の種類が約3倍(5種類 → 16種類)にもなったという。

進化というものは、意外なところでもあるんだ…と、なんだか寒々しい日本上空の雲の様子を見ながら思った。

Posted by ろん