4306 Hermès — エルメス レザー・フォーエバー展
ブランドモノには、まったく無縁の生活を送っているので、どこか遠い世界のことのような気もするが、多くの人たちを魅了しているということは、相応の“価値”があるのだろう。
エルメス「レザー・フォーエバー」展は、これまで世界各国で開催されてきた展覧会で、エルメスの革製品の数々や、職人技、歴史など、エルメスのすべてを紹介するイベントだ。
携帯やスマートフォンで、所定の二次元バーコードを見せると無料で入場できるという、ちょっと不思議なルール。
会場の東京国立博物館 表慶館に向かうと、行列が外まで延びていた。入場まで少し待たされる。
色、形、質感など、あらゆるタイプの革の数々…いずれも、じかに触れることができる。
そしてその革を元に、腕利きの職人たちが裁断し、製品を作り上げていく。
ものすごい人だかりができていたので、腕を伸ばして写真を撮ってみたら、本物の職人?が、実演?というか見物客に、その“技”を説明していた。
さまざまな製品やコンセプト展示などを見学。
すべて写真撮影可能ということで、みんな撮影に必死だった。
エルメスは、伝統に縛られ保守的になるのではなく、むしろ貪欲に、新しい考えを取り込んだり、新しいジャンルを取り込んでいこうとする気性を感じた。
最後の盆栽とバッグのコラボには、「ん~」と唸ってしまった。
これである。
写真ではちょっとわかりにくいけど、宙に浮いた盆栽とカバンにも、根が生えている…でも、こういう柔軟な発想が、エルメスのDNAなのかもしれない…なんて、勝手に思ってしまった。