4063 この騒動の結末はいかに?

社会・政治・事件, 科学

昨年7月に読んだ本に書かれていたこと。

  • リーダーは著名な研究所所属の実績のない研究者
  • 共同研究者はその世界で認められた人物
  • 世紀の発見が権威ある科学雑誌に掲載される
  • 発見された内容は極めて独創的な内容
  • 再現は簡単に思われたが誰ひとり再現できない

これは、いま、注目を集めている、STAP細胞の問題ではなく、「論文捏造」というドキュメンタリー本に書かれていたことを挙げたものだ。

論文捏造 (中公新書ラクレ)2000年2月、ベル研究所のドイツ人科学者によって発表された常温超伝導物質発見というニュースは、世界を震撼させたるが、その後、この論文は、捏造されたものと判明する。

一連のSTAP細胞に関する騒動は、この本で取り上げられた事件と完全に酷似していたことにあらためて驚く。

これほど同じ経過を辿ったのであれば、今後どのような経過を辿るか、高い確率で予見できそうだ。

しかし、それはできれば避けたい内容だ。

  • 論文は捏造だれたものと発覚する
  • 論文は取り下げられる
  • 研究者は学位や研究者としての地位を剥奪
  • 関係者のほとんどは誰も責任を取らず、事実上うやむや

理化学研究所 東京連絡事務所事件の中心人物となった研究者は、その後一時は行方不明となってしまうが、なぜこのような捏造や不正を行ったのかという根本的な点については、いまだに一切語られずじまいだ。

また共同研究者も、担当分野は限定され極めて“縦割り”になっているために、責任は不正を行った個人にあるとされ、不正を見抜けなかった科学雑誌も責任を負う立場にないとされた。

つまり、論文にかかわった関係者は、ほとんど責任を取っていないのだ。

結局、この事件から何一つ学ぶことなく、捏造は続いているのは、周知の通り。

果たして今回はどのような結末を迎えるのだろうか?

Posted by ろん