4265 有楽町から六本木方面へ歩く
数日前まで雨の予報だった今日午前中は雲ひとつない快晴で、その後も曇ってはきたものの、それほど天気は悪くなく、ちょっと歩くことにした。
向かったのは有楽町駅。そこから、六本木方面へ歩く。
かつて、三信ビルがあった場所は、 しばらく空き地の状態が続いていたが、ようやく目に見える形で本格的に再開発が進み始めたみたい。

街頭に設置されている地図に広告が載っていることは珍しくないが、この「管理者養成学校」という広告が気になった。
どんな学校なのかもわからないし、連絡先の記載も一切ないし…

調べてみたら、社会人としてのマナーや営業トークの基礎知識から応用まで幅広く学習するという訓練学校だそうで、けっこう有名なところのようだ。

まるでビルの半分が宙に浮いた感じになった独特な形をした、旧日本長期信用銀行本店ビル。
バブルの象徴とも言われたこのビルの取り壊しは、少しずつ進んでいた。
一般的なビルの取り壊しに比べて時間が掛かっているような気がするのは、この形状が原因だのだろうか?

気になったのは物々しい警備…。至るところに警察車両と警官の姿があって、道路封鎖できるようなバリケードも。何があったんだろう?

官庁街を通り過ぎて…

坂を下っていくと、いま歩いてきた道路の下へ首都高速都心環状線が潜っていく。けっこうダイナミックな光景。
その先は溜池の交差点。坂の底に当たる場所に、かつて池があったのだろう。


六本木という土地柄か、売り家の貼り紙に書かれてる金額はすごい。


右は氷川神社で、左側は、アメリカ大使館宿舎のテンプルタウンハウス。
特に左側は、ちょっと高めの石垣の上に道路に沿って木が植えられているだけなのだけど、うっそうとした感じになって、ここが六本木というのが、信じられない雰囲気になっていた。

そんな道を通り抜けると、独特な雰囲気のテンプルタウンハウスを横目に、目指す東京ミッドタウンが見えてくる。

いま開催中のイベント『デザインタッチ2014』の関連企画のひとつ「スワリの森」を見学。
芝生にユニークな椅子が並べられて、思い思いに座ることができる。
30万分の1に縮尺した「日本列島のベンチ」。実際の日本列島の方向や傾き、地球の丸みまでも表現されているという。


座ると音の出る椅子や、対に置かれた集音器でちょっと離れた場所で内緒話のできる椅子とか…

新聞紙と段ボールだけでできた椅子とか…
ほとんどが、子供たちに占拠されてしまって、じっくり見てみるという感じではないけど、椅子というキーワードだけで、ここまでいろんな発想ができるものなのか…と、楽しませてもらった。

それは、前回のグッドデザイン賞からもう1年経ってしまったということ。
1年…早過ぎる…
