4235 梅小路蒸気機関車館
リニア・鉄道館に続いて訪れたのは、梅小路蒸気機関車館。京都駅から少し道に迷いつつ20分近く掛けて歩いてきた。
ここを訪れるのは、中学の修学旅行以来だと思うが、当時とは入口の建物が違っていた。
この建物は、1904年(明治37年)に竣工した旧二条駅舎で、日本最古の木造駅舎と言われていたが、1997年(平成9年)に移築されたものだそうだ。

旧二条駅舎は資料館となっていて、そこを抜けると扇型機関庫館の中に出る。

表に出ると、ターンテーブルを囲むように蒸気機関車がずらりと並ぶ光景を見ることができる。

梅小路蒸気機関車館には、全部で19両の蒸気機関車を保存され、そのうち7両は実際に動くよう保存されている。
リニア・鉄道館のように真正面から迫力ある写真を撮ってみたかったが、仕方がないのだろうけど、「機関車の上にあがらないで」という無粋な青い注意書きが邪魔だった。


天皇陛下を乗せて走る「お召し」仕様の蒸気機関車C58 1には、金色の鳳凰が描かれた装飾が施されていた。

機関庫の片隅に置かれていた小さな蒸気機関車は、7100形7105号機で、明治の初めのころ、アメリカから輸入された。
大阪にあった交通科学館が閉館されたために、梅小路蒸気機関車館に引き取られたという。

動態保存をしているため石炭が山積みになっていたり、展示物と花が同じ写真に収まるなど、屋外の博物館ならでは…といった感じの光景。

ちょっと古めかしい感じの梅小路蒸気機関車館だが、2016年春のオープンを目指して、新しい鉄道博物館の準備が進められているそうだ。

スケジュールの都合上、あまりゆっくりできないので、閉館時間まではまだ時間があったものの、梅小路蒸気機関車をあとにする。
近くの公園では何かイベントをやっていたようだが、詳細はよくわからず…。
ただ旧京都市電の車両が展示されていたり、内部が店舗に改装されていたりしていたのが、気になった…が、ちらっと眺めることしかできなかったのも残念。

