4156 旧渋谷川ショートショートトリップ
東急東横線渋谷駅が地下化と解体、東急百貨店東横店東館の閉館と解体…と、渋谷駅の東側は大きく変貌しつつある。
ふだん、さっと通り抜けてしまうだけなので、今日は、少し時間をかけて寄り道してみることにした。
まず確認したかったのは、東急百貨店東横店東館が解体された後に、姿を見せたはずの、渋谷川。
以前、渋谷川は、源流から下流まで辿ったことがあり、気になる川のひとつ。

実際は、2009年6月に東京都は都市計画変更して、すでに川ではなく下水となってしまったため、旧渋谷川と呼ぶのが正しいのかもしれない。
工事の過程で、一時的に見えていたらしいが、いまどうなっているのか見に行ってみた。
旧渋谷駅の前付近は、残念ながら、すでに蓋がされて分からなくなっていた。
続いて、東館があったあたりへ行ってみる。
建物は取り壊されており、この場所に、渋谷川が見えているはずだけど、仮囲いで仕切られて見えなかった。
このまま引き下がるのは悔しいので、隙間からのぞき込んだら…

水面はまでは見えなかったが、大きな空間のようなものは確認できた。
このあたりも、そう遠くない将来には、すっかり変わってしまうはず。
銀座線が高架橋あたりにホームが移設されるため、雰囲気は一変するはずだ。
このあとさらにちょっと足を伸ばして、渋谷川に流れ込んでいた旧宇田川の暗渠を見に行った。
暗渠化されているので、もちろん、見えない。
しかし、西武百貨店渋谷店A館とB館の間を流れているであろう雰囲気は十分感じ取ることができた。
この上流は、童謡「春の小川」の発祥の地へつながっている。
流れに沿って歩いていくと、山手線の線路をくぐって、渋谷川へつながっていた。

このあたりの渋谷川は駐輪場になっている。
この駐輪場に沿って並ぶ小さな飲屋街が、のんべい横丁。
古い木造2階建ての建物が並ぶ光景は、戦後闇市の雰囲気がそのまま…らしい。

ふたたび、さきほどの東館のところに出てきた。
スクランブル交差点のあたりは、相変わらずすごい人の数。
ほんのわずかな時間だったが、普段行かないところを歩いたので、ちょっとしたショートトリップできた感じ。
