4137 山手線の新駅名を勝手に考える…再考
おととい、マスコミ報道を受けて、山手線新駅について書いたが、昨日JR東日本から、正式にニュースリリース(田町~品川駅間に新駅を設置し、まちづくりを進めます)があった。
これを読むと、想像をかなり修正しなければならないと思った。
まず、この新駅はあくまで、品川車両基地を整理した上で創出した、再開発用地の活用が目的であることがわかる。
おととい、駅名を考えるにあたっては、この考慮が足りていなかった。
示された新駅の位置はかなり南に寄っている上に、例の貨物線とは距離がある。
また、新駅イメージ図によれば、なんと芝浦側に出口を設けない、もしくは、簡易的な出口で済まそうとも読み取れる。
あくまで再開発用地活用に主眼がおかれているせいだろう。
となると、あえて芝浦という名称を使う理由は、ほとんどないと考えるのが自然だ。
それに、新駅の設置される場所が、港区港南となったことも、“芝浦説”を打ち消す理由となる。
また、港南方面にも出口が作られなさそうなので、やはり“港南も”は駅名として使わないという気がする。
あらためて、考え直ししなければならない。
ただ、前回書いたように“港南”は駅名として使わないという気がするので、ほかの案を検討してみる。
これまでに挙げた命名の法則?は以下の通りだったが…
- 至近の駅名を流用
- 既にある駅名に方角や旧国名を被せる
- 所在地住所を使用
今回の事態を受け、もうひとつの法則を挙げてみる。
- 付近の知られている地名を採用する
実際の所在する住所が違っていても、付近で名の通った名称が使われるケースは、枚挙にいとまがない。
例えば、かつての宿場として栄えた品川から離れているのに、港区にありながら“品川駅”と名付けられたのもそのひとつ。
港区港南のすぐ隣にあるのが、港区高輪。
高輪を使った駅名は、都営浅草線高輪台駅、東京メトロ南北線都営三田線白金高輪の二駅ある。
いずれも高輪のはずれにあり、正々堂々と“高輪”と名乗っているわけではない。
ニュースリリース上の新駅の特徴として、「新駅とまちが一体となった象徴的なにぎわい空間」を挙げているが、この対象は、あくまで高輪からの再開発用地への延長線上に展開されるとなれば…
高輪駅
というのが、妥当なような気がする。
ただ品川駅では、すでに高輪口という出口を用いていることは、若干気になるものの、再開発の規模によっては、問題にならなくなるかもしれない。
なお、新駅名については、公募も検討するとされているそうだが、果たして…?