4112 悲しい再会
今回伊豆に来た最大の目的は、「IZU・WORLD みんなのHawaiians」に行くためだった。
何ともつかみ所のない名称だが、もともとは、伊豆洋らんパークで、2010年6月に来ている。
このとき出会った、コガネメキシコインコが、これまで経験したことがないくらい、人に慣れたインコで、楽しかったのを思い出し、また触れあってみたいと思ったからだ。
そもそも、町田リス園で思ったほど触れあえなかったことが、コガネメキシコインコを思い出すきっかけだった。

ポリネジアンショーや、レストラン、かつての主役だった洋らんなどに目もくれず、一目散に、コガネメキシコインコのいる場所へと向かった。
もちろん、事前に展示が続いているかどうかについては、電話で確認済みだ。
4年前と同じ場所に、彼らはいた。
放し飼いにされている場所に入ってみると…
あれ?


まったく近づいてこないばかりか、遠くからこちらをちらっと見るだけだった。
ちょうど餌の時間だったので、餌場に集まって来た。
そこに行ってみると、厳しい表情がそこにあった。まるで睨みつけているかのよう…。
前回好評だったダミーを近づけると…1羽は逃げだし、残りの2羽は仰け反っていた。
もはや、以前のコガネメキシコインコではなかった。
同居しているクジャクバトも、冷ややかな目でこちらを見ていた。


あぁ、今回何しに来たんだろう…とすら思えてくる。

せっかくなので、2010年6月に来たときの写真で当時を振り返ってみる。
とにかく、人に慣れていた…というか、人にすごく興味を持ったインコたちだった。



前回、少なくとも10羽くらいいたはずだったが、今回はたった3羽しかいなかった。
当時と世代が変わってしまったのだろうか?
残念な気持ちで、伊豆をあとにした。