4027 ワープロ専用機「書院」の思い出

PC・携帯・ネット

こんな記事を見て、僕もいろいろと思い出した。

 「書院」のシャープ、ワープロのサポートをついに終了 「まだ続いていたのか」Twitterでは思い出話(ITmediaニュース)
シャープがワープロ専用機のサポートをこの1月末で終了。「書院」シリーズで知られる同社ワープロ機最後の機種の製造終了から10年数カ月たっており、ネットでは「まだ続いていたのか」と驚きの声も。

中学から高校にかけて、自分用に、MSX2規格のパソコンがあったものの、日本語入力の機能は極めて貧弱だったから、実際にキーボードに慣れ親しんだのは、父親が買った、ワープロ専用機「書院」だった。

キーで打ち込んだ文字が、“ひらがな”で、それに慣れてしまったために、その後、社会人になっても、ローマ字入力ができず、ひらがな入力しかできなくなり、いろいろ苦労することになる。

初めて書院に触った当時、自分の入力した文章が、フロッピーディスクに記録され、自分の入力した文字が紙に印刷されるというだけで、とても感動した。

ただ、この書院、バックライト無しで数行程度しか表示できなかったため、とても使いづらく、あらたな書院を購入する。

こちらはモノクロ液晶ではあるもののバックライト付きで、画面も広く、印刷のプレビューもちゃんと見られる、今のノートパソコンに似た感じだった。

当時パソコンといえば、NEC PC-9801全盛期。

ワープロ専用機と同じことをしようと思ったら、パソコン本体、プリンタに、ワープロソフトと揃えなければならず、とても手が出なかった。

その後、書院のオプションで、モデムを購入。付属していたガイドにしたがって、パソコン通信のNifty-serveの会員となった。

もちろん、まだインターネットなんて、一般庶民が知る以前の時代。

電話代を気にしつつ、いろいろな“会議室”を覗いて回るのは、とても楽しかった。

その後、パソコンを購入するものの、使い勝手の良さもあって、しばらくは書院を併用していた。

あれから、約20年。書院のサポートがついに終了。

当時からしたら、現在は「夢のような世界」…のはずなのに、ちっともそんな気がしない。

あらためて考えてみると、ちょっとつまらないなぁ…なんて思った。

Posted by ろん