3679 アウターライズ地震
17時18分。
外出先での打ち合わせ中、カタカタとテーブルや壁が軋んだかな?と思ったら、ゆらゆらと会議室全体が揺れ始めた。
いた場所が、ビルの19階だったせいか、揺れはかなり長時間にわたった。
収まらない揺れと、最近にしては比較的強めの地震だったので、「これは、ちょっとまずいかな?」と思った。
やはり、東日本大震災のあの日のことが頭を過ぎる。もしかすると、また歩いて帰ることになるかも…と思った。
ただ、インターネットで見た限り、一部では震度5弱の揺れだったようだが、都内はそれほどの影響はなさそうだったこともあり、そのまま打ち合わせは、そのまま続けられ無事終了。
今日は、予定通り会社には戻らず、自宅へ直帰というコースだったが、駅に着いてみると一部列車に遅れが出ていた。
いつも乗っている電車はすぐにやってきたものの、後続の電車が遅れていたことや、速度規制があったせいで、遅々として進まず、帰宅まで時間が掛かってしまった。
それでも、大きな被害がなかったのはなによりだった。
最初、地震発生直後の速報では震度3となっていて違和感を覚えたが、あらためて調べてみたら、やはり、東京23区の震度は4だった。
また今回のは「アウターライズ地震」と呼ばれるタイプの地震(Web魚拓によるキャッシュ)だったということを知った。
震源が陸地から離れた海溝の外側で、大きな揺れを伴わないにもかかわらず、津波の規模が大きいのが特徴という。
その発生は以前から予測されていたようだが、震災直後の余震を除き、海溝の外側で、マグニチュード7以上の余震が発生するのは初めてらしい。
地震のたびに、ビクッとしてしまうが、いつもとは違った地震だったと言われると、またちょっと不安な気持ちになる。