[社会の窓]専用
週末に歩いた鶴見線の旅の途中立ち寄った、新子安にある遍照院。
このお寺の最大の特徴は、通称踏切寺なんて言われるとおり、お寺の中…正確に言えば、門の目の前を電車が横切り踏切になっているということだ。
いわば、ここの踏切は、この寺の専用ということになる。
専用・・・
この言葉の意味する“専らの目的のために用いる”というのは、それだけで、なんだか、特別な感じがして、妙に嬉しくなってしまう。
この踏切だって、ただお寺の前にあるというだけなのに、専用となると、特別な存在に思えてくるから不思議だ。