3678 iPad miniを使って1週間
なんとか手に入れたiPad miniを使い始めて今日で一週間。
従来のiPadと比べて、小さく持ちやすくなったことで、予想通りの使い勝手の良さを実感している。
軽くて薄いので、いつでもどこでも持ち歩くのに苦労しない。電車の中でも目立たない。
それに、LTEは、想像よりはるかに速い。自宅のADSLよりも速いくらい。また、利用できる範囲も広い。
iPad miniを使っていて、特に気に入ったのが、「Flipboard」によるサイト閲覧と、「SideBooks」による青空文庫の閲覧だった。
いずれも、従来のiPhoneやiPadでも利用できたものばかりだが、iPad miniになったことのによって、あらためて使ってみる気になったという感じだ。
Flipboard
は、インターネット上のさまざまなニュースや情報サイト、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア、Googleリーダーなどのコンテンツを収集して、雑誌を形式で配信される。利用者はページをめくる感覚で見ることのできるツールだ。
これまでは、インターネット上の情報は、ブックマークを頼りにひとつひとつ見に行っていたが、これなら、あちこち行かずとも、更新された情報だけを見ることができる。
Flipboardを起動すると、その時点の最新の情報が、雑誌の目次のように、綺麗に並んでいて、そしてなにより、本物の雑誌のようにページをめくる感覚がすごくいい。
SideBooksは、PDFファイルをはじめとした電子書籍リーダーだ。
閲覧方向を右開きか左開きかといった選択や、最後に読んだページを記憶したり、しおりを付けられたりするなど、電子書籍に必要な機能をひととおり備えている。
そして、この電子書籍リーダーを利用して読むのは、著作権が消滅した文学作品が後悔されている青空文庫だ。
著者没後50年が過ぎて著作権が消滅した作品が多数を占めるため、比較的古い作品ばかりだが、名著もかなりある。
SideBooksで読むためには、読みたい作品をPDF化するちょっとした作業が必要だが、それもとても簡単。
そして、SideBooksも、ちゃんと?本を読むような感じで、ページがめくって読むことができる。
ふと思い出した、宮沢賢治の「よだかの星」、芥川龍之介「トロッコ」など、こういう機会がなければ、なかなか読まない作品を読むことができた。
なにか新しいサービスやツールを使って便利になるということはあっても、さらに気分良く見られるという体験は、そう頻繁にあるものではないと思う。それに、Flipboard」、「SideBooks」ともに無料なのがさらに嬉しい。
たかが、iPad mini というタブレット端末だけど、日々の生活のスタイルをちょっと変えてしまうほどの存在になったのは、これこそがサプライズであり、あの期待は本物だったのだと、あらためて実感している。