3517 ココガコガ(その1)
今日は、カプセルタワーつながりで、いばらき旅のストーリー 旅のcafe Vol.11 「ココガコガ」に参加することになった。
地元の方や関係者の方々には申し訳ないが、「茨城県古河市」と聞いて、詳しい説明ができる人はどれくらいいるだろうか?
場所ですらわからない人が多いのではないかと思う。
古河市は、茨城県の最西端に位置し、栃木と埼玉の県境にあり、群馬の県境にも近い。
街の中心の駅である古河駅は、東北本線(宇都宮線)唯一の茨城県内にある駅である。
古河に降り立つと、修学旅行列車が止まっていた。
国鉄色の183系。列車を追ってきた少年に聞くと、十日市場駅から日光に向かう列車だそうだ。
ふだん見慣れない列車を見られて、軽い興奮を覚えつつ、まずは、カプセルタワーでお世話になっているナカプーさんのご自宅にお邪魔してから、今回の会場に向かう。
参加者は2~30人程度。3名の案内人についていく3つのチームに分かれて、古河の街を散策することに。
やはりカプセルつながりで知り合った、けんちくりんさんに案内をしてもらった。
綺麗でおしゃれなカフェがいくつもあったり、妙に古い…昭和な感じのする建物など、ただ歩いているだけでも、いろいろな見どころがあった。
しばらくぶらぶら歩く。
狭い路地を進むと軒先にたくさんの鉢植えが並んでいた。
綺麗に並んでるなぁ…と思って見ていたら、数字が付いていた。
売り物だった。
しかも、けっこうな値段で売られているのだ。
どれもかなり無造作に置かれているけど…
家の中からおじいさんが出てきて、いろいろお話をしてくれた。
正直言って、半分くらい言ってることが分からなかったが、この地で150年以上植木を育てて売っているそうだ。
おじいさんは二代目で、御年80を越えているという。
サービス精神旺盛なおじいさんは、中から新しい鉢を見せてくれたり、いろいろなお話をしてくれるため、なかなかこの場を離れることができなかった。
ここには、店内に蔵があるというので、覗かせてもらうことに。
やはりこういうのは、こうした地元を知る方がいるからこそ、経験できることだろう。
店に入ると目の前に蔵の出入口が…
あとで外 から見てみると蔵の位置がよく分かった。
古くからある呉服屋さんのようで、店内はいろいろと見どころがあった。
数ある見どころの中でも、あえて挙げるとしたら、この金魚。
金魚すくいでもらってきたそうで、煎餅などを入れる瓶の中で元気に育ち、今は、もう6歳。赤かった金魚は、人間の白髪のように、白くなったという。
店の方に、いろいろなお話を伺っていたら、お茶を点ててくれた。
貴重なものを拝見させてもらった上に、お茶までいただいて、ありがとうございました。
神社で遊ぶ子供たち。
ブランコで遊ぶひとりの女の子の手前には、携帯用ゲーム機で遊ぶ子供たちの姿が…。
古河というよりも現代の光景。
最後によったのは、商売気がまったくない古本屋さん。
商品が山積み。いかにも古くからある古本屋といった風情。貼られていたポスターは、シブガキ隊の笑顔が…。
何かを狙ったのか、時代から取り残されたのかは分からなかった。
ここで、グループ行動はおしまいで、自由行動となった。
続く…