3487 渋谷、駒場、下北沢にかけて歩く
早朝は霧のような雨が降っていたものの、しばらくすると空が明るくなって、雨も上がった。
先日、旧目黒競馬場を歩いたときにもらったパンフレットに載っていた場所に行ってみた。
で、向かったのは渋谷駅。
出掛けるのは、歩くというのも目的のひとつだから、たいていの場合は、目的地の最寄り駅は使わずに、ちょっと離れたところから歩くことになる。
朝も賑やかでなんだか自分が歩くのだけで、なんとなく場違いな雰囲気の、渋谷センター街を抜けると、すぐに松濤の高級住宅街へ。
駅からはちょっと離れてるが、こういうところに住む人は、そもそも電車で通勤などしないのだから、駅に近いか遠いかなんて関係ないだろう。
特徴のある、レトロな感じの門と建物だ。
今朝まで雨が降っていたせいか木の緑が濃い感じ。
木の間から見えてきた建物は、どこかで見たことがあるような大きな洋館。
来たのは初めてなので、この感覚は、間違いなく、ドラマや映画などの中で見たのだろう。
入口でスリッパに履き替え、建物内部へ。
無料なのが嬉しい。
意外と多くの人たちが見学に訪れていた。
シャンデリアや天井、壁、暖炉など、すべてに意匠が凝らされていて見れば見るほど、見どころが多い。
これだけで、ひとつの記事が書けるくらいのボリュームがあるので、これは別の機会に。
駒場公園を出ると、また高級そうhな住宅が両側に並んでいる道を歩く。
すっかり天気がよくなって、綺麗な青空も出てきた。
午後に雨が降るという予報だったので、折りたたみ傘を持ってきたけど、無駄に終わるかな…と思った。
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次の目的地は、駒場野公園。ちなみに、さきほどの公園は、駒場公園。
ここのケルネル田んぼというのを見に来た。
日本の近代農学の発祥の地とも言える場所で、お雇い外国人だったドイツ人“ケルネル”が実習用に土壌や肥料の実験を行った田んぼがあり、これが、ケルネル田んぼと呼ばれている。
あぜ道に沿って歩けるかと思ったら、関係者以外立ち入り禁止。今でも、実習用に使われているようだ。
ついさっきまで、ケンネル田んぼだと思っていたが、ケルネルの間違いだったことに気付く。
ケンネルじゃ犬だ。
少しベンチで休憩してから、また歩き始める。
京王井の頭線のカラフルな車両がひっきりなしに通る。
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青空を背景に電車の写真を撮ろうと思ったら、手前の花にピントが合ってしまった…。
歩いていると、アパートの入口に、なぜが雑誌が山積みになってるところを見つけた。
いわゆるゴミ屋敷というのは、ときどき見掛けるが、雑誌が主というのは初めて。

並んでいるお店の雰囲気がどことなく変わり、歩いている人の客層が若い感じになってくると、もう下北沢だ。
なにか取材している人たちの姿があったので、よく見てみたら、ドン小西がファッションチェックをしていた。
やたらよく通るあの独特の声を背に、下北沢の街を歩く。
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お昼も午後1時を回っているので、そろそろランチをと思い、やってきたのが、スープカレーの心というお店。
けっこう人気のあるお店のようでお昼過ぎでも、店内は満席。
外の席ならあいてるということで、店先で食べることにした。
スープカレーを待っている間に雨が降り始めて、食べ終わるころには本格的な雨になっていた。
念のために傘を持ってきてよかったと思いながらも、もうくたびれてきたので、帰ることにした。
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また天気のよいときにでも、あらためて歩いてみたいと思った。