3392 伊豆急行
久しぶりに、伊豆に出掛けた。
急いでいないということもあって、東海道線の快速アクティでのんびりと。
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小田原を出たところで、不思議な看板を見つけた。
カエルの絵と矢印…
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慌てて写真を撮ったため、ぶれてしまったが、いったいこれは何だろう? 以前、伊東駅でも見掛けたことがある。
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熱海駅で伊東線に乗り換える。車両は伊豆急8000系。
以前は東横線で走っていた車両だが、片側はクロスシート(ボックスシート)になっている。
海側の景色を楽しめるように…という趣向だ。
伊豆高原の車両基地に、開業50周年記念で復活した100系車両が留置されているのがちらりと見えた。
あぁ…乗ってみたい。
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車窓から海が見えてきた。
奥に見える影は、伊豆大島という車内放送があった。
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車窓いっぱいに海が広がるというのは、それだけで、なんだか興奮する。
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ようやく、伊豆稲取駅に到着。
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すぐに宿泊先の宿へ。
翌日は、ふたたび、伊豆稲取駅から。
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やってきたのは、伊豆急オリジナルの2100系電車(リゾート21)
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シートを完全に海側に向けた思いっきりの良さは、乗るだけでなんだか楽しくなる。
もっとも眺望を楽しめるのは、やはり先頭車だろう。
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トンネルを抜けて…沿線でもっとも素晴らしい眺望の区間を走る。心なしか、水平線の丸みも感じる。
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乗ってる時間は、わずかで、すぐに、今日の目的地の、伊豆熱川駅に着いてしまった。
熱川バナナワニ園を見学。
想像より広く、見応えがあった。
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ひととおり見学を終え、さぁ帰ろうと思ったが、ちょうど上り列車が行ったばかりで、しばらく間があったため、仕方なく、いったん下り電車に乗って、上り電車とすれ違うところまで戻ることにした。
切符は伊豆急線内は、乗り降り自由なので、こういった芸当?が可能となる。
やってきた下り列車は、なんと偶然にも、朝乗ってきた、リゾート21だった。
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そして、降りた駅は、また伊豆稲取。ここで、駅弁を調達。
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ほどなくやってきた、上り電車は、8000系。
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通勤電車タイプだけど、クロスシート部のテーブルは駅弁を置くくらいのスペースはあるし、車窓の景色は、お弁当の味をいっそう引き立ててくれる気がした。
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今回の、行き帰りで「東急五島慶太の生涯」という本を読んでいた。
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この伊豆急行線を開通させるため、並々ならぬ情熱を傾けたのが、五島慶太であった。
しかし彼は、開通前にこの世を去った。
今年で伊豆急行は開業50周年であることは先述したが、そんな伊豆急の電車に乗りながら、彼の生涯をたどるというのは、なんだか感慨深いものがあった。
「伊豆とともに生きる」
伊豆急の社是だそうだが、この文字は、五島慶太の息子である五島昇の字だということは、この本で知った。
ちなみに、この社是は、
「五島慶太は伊豆とともに生きている」
という、下田にある寝姿山山頂に石碑に由来している。
本の感想は、のちほど。