3391 週間天気の信頼度

科学

ちょっと前のことだが、週末になると、天気予報が突然変わることがよくあった。

週間予報では、週末が雨だったのに、前日になって晴れになるというというのは、ちょっと困る。

そう思いながら、ふと、ふだん見ることのない気象庁の天気予報を見てみたら、興味深い予報が載っていた。

信頼度(ABC)
3日目以降の降水の有無の予報について「予報が適中しやすい」ことと「予報が変わりにくい」ことを表す情報で、予報の確度が高い順にA、B、Cの3段階で表します。

まとめて見ると、こんな感じ。

信頼度 内容
A 確度が高い予報

  • 適中率が明日予報並みに高い
  • 降水の有無の予報が翌日に変わる可能性がほとんどない
B 確度がやや高い予報

  • 適中率が4日先の予報と同程度
  • 降水の有無の予報が翌日に変わる可能性が低い
C 確度がやや低い予報

  • 適中率が信頼度Bよりも低い (もしくは)
  • 降水の有無の予報が翌日に変わる可能性が信頼度Bよりも高い

たとえば、いま「雨」の予報でも、この週末は予報が当たる自信は高くない…ということが、これでわかるのだ。

降水確率が80%と言われると、間違いなく雨が降るという雰囲気だが、あくまで、過去に同じような気象状況となったときの降水がある確率を算出したものであって、予想した日に、予想した気象状況になるとは限らないのだ。

だから、別の指標“信頼度”が必要になる…ということなのだろう。

信頼度Cともなると、翌日に降水の有無の予報が変わる割合は平均21%あって、降水有無の適中率は平均56%に下がってしまう。

週間天気予報をみると、けっこう信頼度Cが見られる。こういうことからも、天気予報が、いかに難しいことか、よくわかる。

最近、大事な予定がある週間天気を見るときは、この信頼度も参考にするようにしている。

ご存じなかった方は、ぜひ参考にしてみてください。

Posted by ろん