3383 余計な気遣い
自宅に来客があって、玄関先で応対し終え、ドアを閉める。
そのとき、いつも気をつけているのは、鍵を掛ける音を、帰る客に気付かれないようにしているということだ。
鍵を掛けるということは、その瞬間から、相手を拒絶しているふうに思われてしまっては申し訳ない…と思うからだ。
でも、いつも思う。
ほんとにそうだろうか…と。
鍵を掛ける音が聞こえたくらいで、そんな風に思うか?
僕はふだん意識しているから、多少気になるが、それでも、“拒絶した”とは思わない。
自分でも思わないし、誰かに言われたわけでもないのに、この変な思い込みはいったい何なんだろう?
でも、そうしたほうが、自分としては、落ち着くので、これからも、余計な気遣いをし続けるんだろうな。