2296 空気読み力テスト
インターネットのニュースが世論を反映しているとは必ずしも思わないけど、ある傾向を示しているということはあるだろう。
最近「空気読み力テスト」が話題となっているという。
たとえば…
ついかっとなって声を荒立ててしまうことがある。
ネットの掲示板やブログでの議論ではこれまでの話の流れをよく理解した上で発言するようにしている。
カフェやファストフード店で隣に座っている2人の会話から、2人の関係を推測することは容易だ。
といった24の質問に答えると、どの程度「空気が読める」かを診断してくれるという。これくらいならば、すぐできてしまうので、さっそく試してみた。結果は…
空気読み力: 38(Bクラス/軽度KY(空気読めない))
あまり納得できなかったので、1カ所だけどうしても迷った回答を変更して出てきた結果…
空気読み力: 41(Aクラス/一般人)
とりあえず一般人クラスになった。これといって面白くない。
それにしても、最近なぜ「空気を読む」ことが注目されるようになっているんだろうってこと。
空気が読めない人が増えているから、相対的に目立ってしまうということもあるのかもしれない。空気が読めない人がいるばかりに、その場の雰囲気や組織を壊してしまうというのも問題で、最近はそうした人が増えているのかも。
もちろん、空気を読むことはとても大事なことだけど、一方でそれに同調するかどうかは、実は別問題なのではないかという気もする。つまり、空気を読んだら、それに同調しない人を「空気が読めない」として排除することは、とても危険な思想なんじゃないかって思うのだ。極端に言えば、戦前・戦中の日本みたいなことにもつながりかねないのではないか?…と。
なにごともバランスが大事っていう、これといって面白くないオチ。