3372 ドラマ評(南極大陸)
久しぶりのドラマ評。とりあえず、1つだけ。
【南極大陸】毎週日曜日21時~TBSテレビ系
僕が記憶している、最も最初に見た映画が、「南極物語」だったと思う。
今回、同じ史実を元に作られたドラマということで、見る前から、多少思い入れのある気持ちで視聴することになった。
見て、すぐに思ったことは、ドラマ全体が、以前放送していた同じ日曜劇場の「JIN-仁-」に似ているなということだった。
特に、オープニングの映像と、テーマ曲の雰囲気が、JINそのものだった。
オープニングのスポンサー紹介(提供クレジット)のなかで、日本生命の背景が、赤ちゃんの笑い顔だったり、ドラマを構成する重要なアイテムが次々と現れる表現は、JINそのものだったし、実際、テーマ曲も、JINと同じ高見優の作曲だった。
豪華なキャストで固められ、ある意味安心して観ていられるが、うーん、なんていうんだろう…どうも、ワクワク感に欠ける感じがしてしまう。
もう忘れてしまったが、映画「南極物語」は、子供ながらにとてもおもしろかったと言うことだけは覚えている。
僕の感想としては、ドラマの内容は決して悪くないと思うし、映像も綺麗で、南極観測船宗谷が、船の科学館を抜け出して、撮影に参加してるんじゃないかと思えるほど、リアルだと思う。
それでも、何か物足りなさを感じてしまう。
主人公の役柄が完璧すぎてのせい? いや、カラフト犬の演技が素晴らしすぎるせい? 南極大陸というタイトルなのに、実際の昭和基地は、南極大陸にはなく、近くのオングル島という島にあるから?
どこに問題があるのか、よく分からないので、もうちょっと見続けてみよう。