3340 宣伝と分かってはいるものの

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スウェーデンの家電メーカー、エレクトロラックス社が、自社の掃除機を紹介するために作成したウェブサイトを視聴した。


(こちらは紹介用の動画)

登場するのは、北欧風カフェ(Cafe Scandinavia/カフェスカンジナビア)を切り盛りする女性サトと、そんな彼女に一目惚れしてしまった某家電メーカー勤務の男性。

物語は、同じシーンを主人公2人の、それぞれの視点で作られている。

お互いが、おもしろいように誤解していく展開は、ちょっとしたドラマか、映画のようだ。

物語では、やたらと掃除機にこだわっているのは当然ではあるが、主人公の男性が、競合する家電メーカーの商品開発部に所属しているという設定になってるため、「興味があるのもしょうがない」という気になってくる。うまい。

この物語は現在進行形で、全6話中現在4話が終了したところ。

主人公の2人が、それぞれ物語の役のままtwitterでつぶやいている(サト/田中)のも、おもしろい。サトは、ちょうど昨日からストックホルムに行ってるらしい。

こういった、役の人物に日常をつぶやかせるというのは、もしかすると、最近のドラマでも使われている手法なのかもしれないが、役になりきっているので、本当に、Cafe Scandinavia というお店があって、実際にこんなドラマが起きてるんじゃないか錯覚してしまいそうになる。

これは、あくまで、CMだとわかってみているからいいが、本当に、実在しない人物になりきってしまうことだって、できてしまうのだ。

考えてみたらすごいことだ。

もしかすると、この龍的思考回路/定点観察を書いてる僕ですら、実在しないかもしれない…なんて。

Posted by ろん