ボールのひみつ/新星出版社編集部
ボールのひみつ―野球、バレー、サッカー、バスケ、テニスetc.様々なボールの歴史や秘密 (MONO Visual series) 新星出版社編集部 新星出版社 2009-04 |
実は…と、言うほどではないが、昔から、スポーツは苦手で、特に球技がダメだった。
だから、ボールを見るたびに、ちょっと切なくなる。
そんな僕が、図書館でこの本を手にしたのは、何かの縁だったのかもしれない。
本書では、野球、バレー、サッカーといったさまざまなボールの歴史や情報を紹介している。
テニスボール…そういえばなぜか缶に入ってる…試合で使われるボール(プレッシャーライズドボール)は、ボールの内部に大気圧の2倍の空気が入っているのだそうだ。
新品のボールが缶の中に密封されているのは、使用前に抜けてしまわないようにするためだとか。ちなみに、開封後わずか2週間から1ヶ月しか持たないという。
プロ仕様のボールは、みんな高級な天然皮革が使われているのだとばっかり思っていたら、ラグビーボールも、サッカーボールも、多くのボールは、合成皮革になっているそうだ。そのなかで、バスケットボールだけが、天然皮革になっているという。
理由は、ボールに適度なグリップ力が求められるためだそうで、オリンピックの数ヶ月前からボールが配布され、試合当日には使い慣らされたボールが使用されるという。
そのバスケットボールや、バレーボールのオリンピック公式球は、日本のメーカーが提供しているとか…ソフトボールが白から黄色に変わっていたとか…
こうして、さまざまなボールをあらためて見てみると、知らなかったことがたくさん。ちょっと切ない気分で読み始めたが、おもしろかった。