3289 札幌芸術の森野外美術館
札幌市郊外の「札幌芸術の森」にやってきた。
そのなかの、野外美術館を見学。
65作家74点の作品が屋外に常設展示されている。
森の傾斜地に作品が散らばっている。
セミの鳴き声で賑やかな木々の中を歩いていると、一昨年行った新潟の旅を思い出した。
暑いけれど、湿度か低いせいが、蒸し暑さは感じない。
これまで見てきたすべての作品は、触れることもできたが、唯一「柵に入らないでください」と書かれた作品があった。
解説によれば、作者が「風雪という名の鑿」と呼ぶさまざまな自然の作用によって、作品が変化していくことを望んだという。
そのため、美術館では作品に手を加えることを極力避け、自然のまま変わりゆく姿を見てもらおうということらしい。
で、実際に、2010年8月6日朝に南側の1本が倒壊、さらに2011年7月4日には、さらに1本が倒壊しているのが発見されたという。
2本目の倒壊から、まだ1ヶ月ほどのようだ。
最終的には、木が土に還っていくまで公開を続けるという。
いつか、またこの作品を見る機会はくるだろうか?そのときは、そんな姿になっているだろう?