7011 岐阜県現代陶芸美術館「超絶技巧、未来へ!」
今回出かけてきた目的が、岐阜県現代陶芸美術館で開催している「特別展 超絶技巧、未来へ!」という企画展の鑑賞だ。
以前、日本橋の三井記念美術館で鑑賞した、その“続編”に相当する企画展とのこと。
最初と最後のコーナーだけ写真撮影が可能になっている。
よくこれほどまで作り込むものだ…と驚かされる。
以前、京都に行ったときに鑑賞した「和巧絶佳展」で気になった作品は、今回は写真撮影が可能だった。
螺鈿、蒔絵、漆を用いたピラミッド状の作品は、見れば見るほど不思議な感覚になる。
グローブやするめなど
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どの作品も、こだわりが半端無かった。
まったくと言っていいほど妥協がない。
現代の若手作家による作品と、明治期の作品を一緒に鑑賞できるように展示されているが、作品によっては完全に現代のほうが繊細と思える作品も多い。
それは、先代の作品という目標があったからこそ、超絶技巧な作品をこうして見ることができるのではないか、と思った。
逆に、もし明治期の作家に現在の作品を見せたら、きっとさらにもっとすごい作品を生み出してくれるのではないか…なんて思ってしまう。
前例にとらわれない、自分のこだわりを追求する…それを徹底した先に、こうした超絶技巧な作品が生み出されるのだ。