3798 銀座たてもの展 I “NAKAGIN’S SCALE”
僕が建築に興味を持ちはじめ、定点観察(ブログ)等で紹介するようになってから、数年ほど経つ。
実際に建物を見学したり、そこでいろいろな方とお話をしたりすることで、大きく見聞が広がっているのだが、これまでの経緯から、大きく2つの繋がりに分かれていた。
ひとつは、「中銀カプセルタワービル」系、もうひとつは、「九段下ビル」系だ。
後者の九段下ビルは惜しくも解体されてしまったものの、そこに住まわれていた画家の大西さんとお話しさせていただくきっかけができ、当時、九段下ビルで開催されていたイベントをきっかけに、2007年11月、初めて奥野ビルにもやってきた。
奥野ビルは、1932年(昭和7年)に竣工した建物で、建設当時はアパートだったようだが、現在はアトリエやギャラリー等に使われている。
そして、どういうわけだか、Googeで、「奥野ビル」と検索すると、僕のサイトが一番最初にヒットする人気ページ?になってしまった。
そして、とても不思議な縁を感じたのは、中銀カプセルタワービルを紹介するイベント、「銀座たてもの展“NAKAGIN'S SCALE”」の会場が、奥野ビルとだったということだ。
奥野ビル1階にある丸窓は、どこか中銀カプセルタワービルを思い起こさせる。

前置きが長くなった。
奥野ビルといえば、手動ドア式エレベータ。

会場は3階のかつて美容室として使われていたという306号室。

中銀カプセルタワービルゆかりの品の数々、先日大橋さんの撮影による竣工時の貴重な写真など、カプセルタワー好きにはたまらない展示でいっぱいだった。
本展示のチラシには…
「奥野ビル」(1932年竣工)を展示に、「中銀カプセルタワービル」(1972年竣工)をイベント会場として使用することで、建物と空間が「そのまま」あることの「意義」を問いかけます。
暮らす人と、つくる人(建築)、記録する人(写真・映像)などが集まる場をつくり、滞在能力を結び付け合うことで新たなプロジェクトの可能性を探ります。
とある。
あの奥野ビルで、あの中銀カプセルタワービルを知るという“贅沢さ”。
ネット上では決して経験できないことだし、ましてや取り壊されてしまっては二度と経験できないことだ。
残念ながら、展示品の撮影はできなかったので、詳細な紹介は割愛するが、銀座近辺にお越しの際は、多くの人にぜひ立ち寄っていただきたいと思う。
会期は、2013年4月7日(日)、11日(木)~14日(日)、18日(木)~21日(日)まで。13時~18時30分。
帰りがけ、なぜか廊下に水の流れが…
付近の部屋から漏水が起きていたようだ。
異変に気がついた人が、大家さんを呼んだようだ。

奥野ビルという建物を紹介するには、最高のスペースで、中銀カプセルタワービルを知ってもらえたら嬉しい。
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