3284 中国版新幹線追突脱線転覆事故

鉄道

いつか起きるかも…と言われていた、中国高速鉄道の追突事故。

中国政府の発表によれば、落雷が原因といわれているが、重大な事故を起こしてしまえば、それがどんな理由であろうと、対策が不十分であったと言われても、いた仕方ない。

高架橋から転落した無残な姿は、衝撃的ではあったが、もっと衝撃的だったのは、事故車両を細かく砕いてその場に埋めてしまったということだった。

さらに、そもそも、事故などなかったかのような復旧の早さにも驚く。

いずれも驚いたのは、けっして、いい意味ではなく、悪い意味で。

もちろん、あのような事故は、日本では絶対に起こり得ないと誰もが思うし、事故後の処理だって、あんなずさんでいい加減と思われるような対応はあり得ない…と、誰もが思う。

震災前までだったら。自信を持って言えた。

日本は、これまで絶対に安全で事故は起こり得ない…と言われてきた原子力発電所に、苦しめられている。

事故が、たとえ津波という特殊な原因によるものだと言っても、やっぱり重大な事故を起こした責任はまぬがれない。

そして、事故後の、場当たり的とも見える対応は、中国の事故車両を埋めてしまう光景に、かなり近いような気がして、恐ろしさを感じた。

原子力発電だけが例外と思いたい。

Posted by ろん