5933 突然現れた線路を見に行く
神田川に架かるお茶の水橋の補修補強工事中に、かつての路面電車の線路が現れた…とニュースで知った。
どうやらすぐに撤去されてしまうらしい…ということで、会社帰りに寄ってみることにした。
思いついたのが夕方だったので、現地に着いたのは、当然夜だ。
もう周囲は暗くて、あまり良く見えなかったけど、横断歩道脇ということで、線路にも照明が当たって、なんとか見ることができた。
線路は舗装面からすぐ下にあって、想像以上にアスファルトは薄かった。
橋の上という特殊な環境だからこそ、今まで残されてきたのだろう。
レールを含め、線路の周りの石畳みに、もうカッターで切れ込みが入れられていて、取り除かれる寸前といったところだった。
やはりと言おうか、けっこう人は集まってきていた。
人だかりになるときもあって、狭い横断歩道が通りにくくなるときもあった。
せっかくだから残してほしい気もするが、これを保存するための作業は相当大変だろうし、そのために工期の延長、コストの増大…といったことを考えると、なかなか難しい気もしてくる。
夜だし、見学にはあまり適した環境ではなったが、貴重な現場を見ることができてよかっった。