3241 節電に景品!?

社会・政治・事件

電力の供給不足で、あちこちで節電が叫ばれるようになっているが、自宅では、以前から、ずっと節電に取り組んでいる。

もちろん、不必要な明かりは一切付けないし、トイレの保温便座は1年中使っていない。長時間使う電球は何年も前から電球型蛍光灯を使用。おじゃこは、熱い食材をそのまま冷蔵庫に入れずに冷ましてから入れるし、冷凍した食材は電子レンジを使わずに自然解凍…。

こういうニュースを見ると、なんだかやりきれない気分になる。

節電目標達成の家庭に景品 15%削減でLEDや映画鑑賞券」/(Web魚拓によるキャッシュ)

 夏の電力不足に対応した一般家庭の節電促進策として、経済産業省は7月から、消費電力15%削減を達成した世帯に発光ダイオード(LED)電球の交換券などの「景品」を進呈する制度を始める。

 対象は、東京電力管内の家庭約1900万世帯。6月中にインターネット上に専用サイトを立ち上げ、東電の顧客番号を入力すると昨年と今年の消費電力を比較することができるようにする。

 景品にはLED交換券のほか、外出することで節電を促す映画鑑賞券などを検討。登録するだけで省エネグッズがもらえる参加賞も設ける方針だ。

たしかに、何らかの目標を達成するためには、こういった“ご褒美”は必要だと思う。しかし、できるところとできないところがあるというのも事実だ。例えば、うちでは、これまでの節電に加えて、これ以上節電は難しいと思われる領域に達している気がするからだ。

うちの場合、ふだんの努力は、節約された電気代という形で戻ってきている…と考えればいいのかもしれないが、これまでの努力に対しては、なんの報償もなく、政府の呼びかけで、遅まきながらこれから努力するところには、景品をつける…なんて考えてしまうと、やっぱり複雑な気分。

世の中には、まだまだムダな電気が使われているところがたくさんある。

どうか、ご褒美抜きでも、節電に取り組んでほしい。そして、人の目を気にした形ばかりの節電ではなく、必要なところの電気はちゃんと使うようにしてほしい。

Posted by ろん