3157 鬼の表情
今日は節分。
小さなころは、豆を蒔いたものだが、さすがにこの歳になると蒔く勇気はない。だからといって、丸かじりする勇気もない。
ただスーパーやコンビニが、節分を盛り上げようとしている光景を、季節の風物詩的な見方で眺めているだけである。
先日行ったスーパーで気になるものを見掛けた。
なぜかおでこにTVと書かれ、ヒゲのようになっているところには、DIGITALと書かれていた。
そういえば、地上波デジタル放送への完全移行は、今年7月に迫っている。
その一方で、世界一の高さを誇るテレビ塔となる、東京スカイツリーは、2012年の完成予定だ。
だから、東京スカイツリーが完成したら、アンテナの方向を変えなければならないのかと思ったが、ほんとどの場所では変える必要はない…らしいが、実際にはどうなるかはわからないらしい。
東京やその近郊では、屋根の上にあるアンテナの向きから、東京タワーの立っている方向がわかったものだが、東京スカイツリーの場合、そういった事情から、アンテナは、必ずしも東京スカイツリーの方向に向いていない…ということになる。
あと半年を切ったにもかかわらず、まだまだ対策が遅れているようだ。
特に遅れているんじゃないかと思っているのは、古い病院の病室とか、(決して高級ではない)老人ホームにあるようなテレビだ。地デジ対策なんて、まったくと言って考えていないところは多いと思う。
こうしたところは、本当にアナログ電波が止められてから、問題に気付くのではないかと、心配になってくる。
節分と全く接点が考えつかない、地デジと節分の鬼…。
危機感が、鬼の表情にも表れたのかもしれない。