3158 大相撲八百長問題
昨日、打ち合わせのため外出。途中の東京駅で大相撲の力士を見掛けた。
当然、いま大きな問題となっている、大相撲の八百長問題が頭をかすめた。
もともと、それほど大相撲に興味はなかったが、今後の推移は気になる。
そもそも問題なのは、これまでもずっと「八百長はなかった」と言い続けてきた点だったと思う。
もちろん、全部が全部、八百長…ということではないとは思う。
もし八百長が当然のように行われていたとしたら、近年のような“日本人横綱が誰もいない”…なんていう事態にはならないはずだ。
んー、八百長?
言葉の由来が知りたくなって調べたら、明治時代に実在した、八百屋の長兵衛という人のあだ名が起源らしい。しかも、そのその話に登場するのも、相撲関係者だったというから、八百長と相撲はそれなりに縁があるのかもしれない。
さらに、八百長問題とあわせて取りざたされてるのは、財団法人日本相撲協会が、公益財団法人になれるかどうか?という問題だ。
2008年に成立した公益法人制度改革関連3法によって、すべての財団法人が、2013年11月末までに「公益財団法人」になるか「一般財団法人」になるかを選ばねばならず、同年12月からは、必ずどちらかを名乗ることになるそうだ。
「公益財団法人」になれれば、これまで以上の税制の優遇措置が受けられるが、「一般財団法人」では、これまでのような税制上の優遇はほとんどなくなってしまうらしい。
公益財団法人として認められるためには、厳しい認定基準をクリアしなければならないが、今の状況ではとても無理だろう。読んで時のごとく“公益”と認められるわけがない。
果たしてどうなるのか? 八百長問題とあわせて、しばらく注目したい。