3111 ホーチミンの夜

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夕方ものすごい雨が降っていたものの、日が暮れてからは、雨が上がったので、夕食前にホテルを出て、ちょっとだけ外を歩いてみることにした。

いかにもベトナムらしいお店が並ぶ。このあたりが、ホーチミンでもっとも栄えている“目抜き通り”なのだという。しかし、そんな場所でも、信号機の電球が切れていたり、ベトナムではかなり珍しいらしい、歩行者用信号機は、どう見ても日本のものだったり…と、信号機を見るだけでも楽しかった。

振り返ると、なにやら巨大な人魂みたいなものが浮かんでいた。よくよく見れば、完成したばかりのビルだった。

フランスの植民地だった時代に造られた建物は、非常に古いが、そのぶん味わいがある。最新の超高層ビルとの対比が楽しい。


夕食は、今回の出張をコーディネートしてくださった方の、現地の知人の方より紹介いただいた、レストラン(…ややこしい)にやってきた。

海外のレストランでは、メニューに写真が載っていないことが多く、メニューを出されても、どんな料理のなのか、想像つかないことが多い。

ここも同じではあったが、かなり特徴的だったのは、食材の生きているときの姿が写真になっていたということだった。これだと、食材によっては食べる気が失せるかも。

適当に頼んでもらって、出てきた料理を食べる感じ。

料理の内容について、いろいろ伺ったのだけど、メモしそびれていたので、詳しいことは忘れてしまった。

焼いたエビが出てきた。

エビは、お店のお姉さんたちが、綺麗に殻を剥いてくれる。

お店の人が、どんな食材を使うかをわざわざ見せに来てくれた。それをデジカメで撮ろうとすると、よく見えるように持ち上げてくれた。助かります。

各卓上に置かれているコンロは、固形燃料を使ったものだ。ハサミみたいな器具で、火力を上手く調節できるようになっている。これはベトナムではメジャーな方法のようで、いくつかの店でも全く同じ器具を見ることになった。

そうこうしているうちに、外はものすごい雨が降り始めた。

日除け用の幕?が、あまりの雨の強さに崩壊してしまい、店員が大あわてで直しに来た。


調理前に見せてくれた魚が、巨大な口を開けてやってきた。

たびたび登場するダミーに、店員のお姉さんが興味津々で見ていたので、ダミーの素性を説明したが、伝わったかどうかはよくわからない。

しかし、妙に気に入ってしまったようで、しまいには、ダミーをくれとまで言われてしまった。

せっかくなので?、ダミーとのツーショット。

一瞬、蛇に見えるものは、ウナギ。

蛇もメニューにあったが、多数決でウナギになった。せっかくだから、蛇も食べてみたかった気もする。

でも、ウナギをぶつ切りにするなんて、身の回りではあまり見掛けない。

ベトナム料理は、僕にとっては全体的に食べやすく抵抗は少なかった。もっとも、食べられそうなものばかり選んだからかもしれないけど。

Posted by ろん