3087 行ったことのない箱根(3日/4日)
今日から、先日買った箱根スマイルクーポンの適用期間。
だから、できるだけ伊豆箱根バスを利用したいのだが、宿の最寄りのバス停は走っていないため、伊豆箱根バスのテリトリーまでは、箱根登山バスを利用する。
桃源台は、箱根登山系の、箱根ロープウェイと箱根海賊船のターミナル駅。だから、バスもほとんどがここが終点となる。
伊豆箱根系のターミナル駅のある湖尻は、ここから600mほど離れている。それぞれのターミナルを結ぶバスはほとんど走っていないために、仕方なく歩く。
それぞれのターミナルは、それほど離れてはいないが、荷物カートを引いて歩くのは、少ししんどい。それに、案内表示が全くなくて、目標とすべき建物も直接見えないので、少し不安になる。
伊豆箱根バスが出入りする建物が見えてくれば、これが湖尻ターミナルだ。
箱根登山バスも停留所を設けているものの、平日7時台に3本週末は2本しか走っていない。
一方、伊豆箱根バスは、箱根園方面に1時間に2~3本、小田原方面にも1時間に1~2本を走られている。
ここから、芦ノ湖観光船(双胴船)に乗って、箱根園に向かう。
遠くに、箱根登山系の芦ノ湖海賊船が見える。
船は、定刻通り10時20分に出航し、目的地である箱根園までは、15分の船旅。
船内がガラガラに見えるのは、小学生の団体が、ほとんど全員デッキに上がってしまったから。頭上を走り回る音が響く。
あっという間に、箱根園に到着。
小学生の団体は、そのまま、箱根関所跡まで乗っていくようだ。
本当は、箱根駒ヶ岳のロープウェイに乗るつもりだったが、20分ごとの出発で、待ち時間が長くなりそうだったので、先に箱根園水族館に行くことに。
日本一標高の高いところにある海水水族館らしい。
11時から、日本で唯一バイカルアザラシによるショーが見られるということで、大急ぎで、バイカルアザラシ広場へ。
この水族館で、いちばんの人気者のようで、あちこちで、アザラシをモチーフにした、ポスターやら電飾を見掛けた。
このアザラシ、もともとショーには向かない性格だそうで、すごいショーを見せてくれるわけではないのだけど、訓練するとここまでできるんだ…と、ちょっと感心。
タコの水槽に、「注意! このタコは、予想は出来ません。」と書かれていた。
そういえば、予想ダコはどうしてるんだろう?と思っていたら、昨日ごろに亡くなったというニュースをあとから知った。
再入場も可能なので、とりあえずひととおり見学して水族館を出た。
一度入場したことを照明するため、ディズニーランドのように手の甲に特殊なインクのスタンプが押された。
駒ヶ岳ロープウェイへ。乗車前になかば強制的に写真を撮らされる。水族館でも同じように写真を撮られたが、正直ちょっと鬱陶しい。
思ったよりも、大きなロープウェイで、最大定員は101人。どんどんと乗ってきて、発車直前にはラッシュ並みの混雑になった。
山頂まで、全長1,800m、所要時間約7分。天気が良く空気も澄んでいたので、遠くまで見渡せた。
山頂は気温4度。風が冷たく、かなり寒い。
伊豆の方向を見ると、東伊豆と西伊豆の両方が見えた。伊豆半島を丸ごと見ているわけで、なんだか不思議。逆に富士山の方は、あまりよく見えなかった。
山頂付近は、森林限界を超えているせいか、全くと言っていいほど木が生えていない。かなり厳しい環境なのだろう。あまりに寒く、おじゃこはすぐ下りたいということで、山頂での滞在時間はほんのわずかだった。
ふたたび、箱根園水族館へ。手の甲を特殊なライトに当てて確認し、再入場。
平日1日1回しかやってない、水中ショーを見学する。飼育員による“エサやりショー”なのだが、魚たちも慣れたもの。飼育員の周りを取り囲む光景は、幻想的ですらある。
向こうからエイがやってきた。
なぜか、水槽の手前のガラスにぴたりとへばりついている。
実際は違うとはわかっていてるが、まるで、こちらを見て笑っているかのような錯覚に陥る。
そして、まるで飼育員がエイのかぶり物をしてるかのような状態に!
シャキーン! |
箱根園を後にして、伊豆箱根バスで、元箱根に向かう。
興福院(布袋尊) |
箱根七福神の続き。布袋尊のいらっしゃる、興福院 (こうふくいん)へ。お寺の人が見あたらず、ちょっと困った。
箱根神社(恵比寿) |
芦ノ湖沿いを歩いて、箱根神社に向かう。こちらには恵比寿さまがいらっしゃる。
あまり予定を入れないはずが、こうして振り返ってみると、盛りだくさんの内容だった箱根3日目だった。