3063 吉祥寺をちょっとだけ歩く

街歩き

久しぶりの駅からハイキングで、吉祥寺駅までやって来た。

10時ちょっと過ぎの商店街は、まだ人はまばら。

商店街を抜け、指定されたルートを歩く。

歩道に、路上喫煙禁止のサインと、、消火栓のマンホールがあった。

路上喫煙のサインは、吸っている人の顔の後ろに×印があるが、その×印は実は歩いている“足”というちょっと凝ったデザインになっていた。

消火栓のマンホールは、マンホールの上に物を置かないで…という意味か、消防士の顔自体に斜線が引かれていて、見方を変えると、消防士立ち入り禁止に見えてしまう。デザインとしては、イマイチ。

気になったのは、境内に入ってすぐ右にあった神社。よく見ると、神社はひとつではなく、7つもの神社がまとめられているようだった。スタートから10分ほどで、武蔵野八幡宮へ。

こんな感じで“同居”してる神社は、けっこうある。どういった理由でこのようなことになってしまっているのだろう?

根拠はないけど、正直言えば、ありがたみを感じにくい。

 

 

さらに歩く。

コンビニの、サンクス。看板の位置が、上すぎないか?

看板がマンションの5階の屋根付近!見上げなければ見えない。

さらに10分ほど歩いたところにある成蹊学園へ。

のこぎりみたいな戸建て住宅を横目に見ながら、先へ進む。成蹊学園(大学)の敷地に沿って、道路が緩やかにカーブしている。その両脇には、大きなケヤキが並木になっていた。

道の脇にあった看板によれば、このケヤキ並木は、「残したい日本の音風景100選」というのに選ばれているらしい。

音?

なんで音なんだろう?と思って調べてみたら

春の新緑のやさしい葉ずれ、夏の濃い緑の下のしじま、秋の軽やかな落ち葉の音、冬の木枯らしが強く葉を枝を叩く音と四季折々の音を奏でる。「武蔵野市の音風景」の代表例。

…とのことだった。ちょっと強引な感じがするけど、まぁいいか。

 

 

途中から、急に歩く人たちが増えた。どうやら偶然、別々のイベントのルートが重なっていたようだ。

ルートが分岐するところでは、それぞれのイベント担当者が、間違えないように案内をしていた。

変わっているところというか特徴を強いて挙げるとすれば、遊具らしきものが、すべて恐竜だっということと、そのうちのひとつ、トリケラトプス?が、どうも用を足しているような姿であったことが印象的であった。

「かくれみの公園」という後編にやってきたが、ここはなんてことない、ごくごく普通の公園だった。10の見どころのひとつとして挙げられているに、驚くほど普通の公園だった。

実は、午後から、用事があったので、全行程のわずか3分の1程度で今日は退散することに。

ふたたび、成蹊学園に戻る。

お弁当屋さんのような小さな店に、こんなメニューが…

ちくわ地獄 120円

から揚げ天国 120円

小さくトッピングメニューと書かれているが、なぜ、ちくわが地獄で、から揚げが天国なのか? そもそもこれは何なのか? 店が閉まっていてよくわからなかった。

 

あっという間に、吉祥寺駅に戻ってきた。

朝方は台風の影響で雨が降っていたが、お昼頃までにはすっかりいい天気になってきた。

吉祥寺駅の高架下には、以前「ロンロン」という、妙に親近感のわく専門店街があったが、JR東日本グループの方針により、アトレ吉祥寺として、生まれ変わることになった。

ちょうど先週オープンしたばかりということで、かなりのお客さんで賑わっていた。

 

ポスターは、大友克洋によるもの。さすが吉祥寺!(意味不明)

かつてのロンロンの雰囲気は跡形もなく消えていた。

ただ、かろうじて、店の場所を示す“住所”に、ロンロンの名前が残っていた。

ここがかつて、ロンロンという名前の店であったことを知る人は、いなくなってしまうのだろう。

なんか淋しい。

Posted by ろん