2946 地球を紐で巻く
リスーピア(ReSuPia)のマジカルパフォーマンスシアターで紹介されていた、個人的にかなり驚いた話を…。
まず、地球の表面に沿って紐を巻く。
長さは4万キロメートル。
次に、その紐を1mだけ長くしてみる。当然地球と紐との間には隙間ができる。この隙間はどれくらいになるか?という問題。
円周は、「2×半径×π(パイ…円周率)」で求められる。すでに、円周は4万キロと求められているので、以下のようになる。
2 × R × π = 4000000
↓
2Rπ = 4000000 … (※)
地面から浮く高さをHとする。つまり半径Rよりも、H分だけ大きくなるということなので、
2 × (R+H) × π = 4000001
これを計算すると…
2Rπ+2Hπ = 4000001
で、(※)のように、2Rπは、4000000と置き換えられるので、以下のようになる。
4000000 + 2Hπ = 4000001
その結果、以下のようなかなりシンプルな式が残る。
2Hπ = 1
πを 3.14 としたら…
6.28 × H = 1
…となって、最終的には、
H = 0.159
なんと、0.159m…つまり、約16cmということになる。
この話の面白いところは、途中で半径を示すRが消えてしまっているというところ。つまり、地球だろうが、ゴルフボールだろうが、球の大きさは問わず、すべて約16cmとなってしまうということが、式から求められるのだ。
にわかには信じられなかったが、これが事実なのだ。