4895 都合よく学んでくれるか!?
マイクロソフトが開発中の、インターネット上で一般人らと会話をしながら学習する人工知能(AI)の実験を中止したという。
人種差別やヒトラー陰謀論といった、"不適切な受け答え"を学習してしまったのが、その理由だ。
インターネットでの話ではあるが、どんな人たちと付き合っていくかによって、学んでいくことが大きく変わっていくというのは、一般の人間社会でもまったく同じだ。
ただ、不適切なことは学んでほしくはないけど、不適切とされる理由については、きちんと知っておく必要はあるはずだ。
このあたりの認識のバランスは、人間でさえ難しい気がするのに、AIではなおさら難しいだろう。
世界初の感情認識パーソナルロボット「Pepper 」もAIを搭載している。
けっこうあちこちで見掛けるようになってきた。
でも、会話のやりとりを聞いていると、正直、まだまだだなぁ…と感じていた。
でも、こうした、”事件”を聞くと、人間に近づきつつある…という感じがする。
ちなみに、日本のマイクロソフトが開発しているAIは、なぜか女子高生。
この設定は、いかにも日本らしいが、そんな”彼女”が発した言葉が話題になっていた。
「ダメだハゲ」
多感な女子高生だもの。そうそう都合よく学んでくれるわけがない。
ロボットやAIの可能性を感じさせる一言だった。