2947 葛西臨海水族園

いきもの,博物館・展覧会

葛西臨海水族園(公式サイト)

入口付近は、多少混雑しているなと感じていた程度だったが…

魚たちの展示がはじまるあたりから、水槽の前の人だかりで、ほとんど魚が見えないという状況になってしまった。

こういうのはたいてい、前半の部分に人が固まってしまいがちなので、そこは見学を諦め、少し前に進んだところから見学しようと思ったのだけど…。

どこまでいっても、水槽の前には、びっしりと人が固まってしまっていて、思うような見学ができなかった。

まさに海藻そのものの「リーフィシードラゴン」、超薄型の「ルックダウン」など、

超巨大フナムシのような、ジャイアントアイソポッド。水槽の奥にいたジャイアントアイソポッドは、なぜかひっくり返っていて、起きあがらずにバタバタしていた。当然自然界でも、ひっくり返ることはあるだろうに…情けない奴だ。

マグロの展示

決められた時間に限って、魚との触れ合うことができる。

その役目をになっているのは、サメとエイ。なぜこの組み合わせなのかわからないが、銭湯のような水槽に、サメとエイが泳ぎ回っている。触れ合いタイムではないのが残念だが、目と鼻の先を、ヒラヒラと元気に泳ぐエイを見ていると、見ているこちらも楽しくなる。

一方、サメは一カ所に固まって、じーっとしてた。

クラゲ…。

このつかみ所のない雰囲気…。

思わず飼いたくなってきた。

本館の建物を出て、しばらく屋外の遊歩道を歩く。

これまで見てきたのは、海の生き物たちだったが、淡水に生きる生物を紹介する建物は、ちょっと離れたところにある。

淡水に生きる生物が暮らしているような自然が、再現されている。

淡水生物館の展示は、彼らの生きる世界を覗かしてもらう感じで作られている。海の生き物と違って、“派手さ”がない。別に、人に見せるために生きているわけじゃないので、当然だけど。

動物園もそうだが、水族館もふだん決して触れることのない生き物に出会えるというのは楽しい。

こういうことを小さな子供たちばかりに独占させるのはずるい…なんて思ってしまう。とにかく、あまりに騒がしくて、落ち着いてみることができない。もちろん、子供たちにこういう場で学ばせることは大事だというのはわかるけれど。

最近美術館でも行われている夜間公開のような大人向けの機会も、ぜひ設けてほしい。

Posted by ろん