2425 続・何が問題?

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やはりニュースの質が落ちているとしか思えなくなってきた。

 千葉県八千代市の県立八千代西高校(大迫太校長、339人)が、入学金未納の新入生2人を入学式に出席させなかったことが12日分かった。大迫校長は「授業料滞納が目立ち、未納は負担の先送りと思った」と話すが、県の公立高校教職員組合は「非教育的対応」と批判している。(Yahoo!ニュース・毎日新聞)

今週初めのニュースで、すでに一部のブログ等でも話題になっていたみたいだが、あまりに不可解かつあきれてしまう話。入学金を払わなければ、入学できないのはルールだ。しかもこれは抜き打ちでそうなったわけではなく、以前から親に対して学校がきちんと説明をした上で、それでも入学金を払おうとせず、入学式当日になっても「あとで払う」と言ったって、どうして信用できるだろうか?

仮にこのまま入学させてしまったら「払わなくても何とかなる」という前例を作ってしまうわけで、それこそ教育上よくない。入学金を支払わずに入学しようとする親もおかしいが、このニュースでの教育評論家(笑)のコメントは(かなり皮肉を込めて)秀逸だ。

 教育評論家の尾木直樹・法政大教授(臨床教育学)は「極めて機械的、官僚的対応。学校側は2人だけではなく、生徒、保護者に謝罪すべきだ」と話している。

どうすればよかったのだろうか? 入学金を支払うよう説得して結局持ってこなかったとしても、入学させるべきということか? そして、いったい何を謝罪するというのだろう?

「入学金を支払おうとしない生徒を、入学式に出席させないようにしました。申し訳ありません。」

変だ。

そもそも、こんなニュースを大々的に取り上げてしまう毎日新聞がどうかしている。いったいこのニュースは何を伝えたかったのだろう? 教育評論家なる人物がそれを表しているのだろうが、批判すればいいってものじゃない。

そういえば、先日の「計算力を向上させ魔性」を取り上げたのも毎日新聞だった。大丈夫か、毎日新聞。

このニュースが問題なのではなく、妙な批判をする教育評論家やニュースにならないニュースを伝えてしまう、毎日新聞が問題なのかもしれない。

Posted by ろん