2424 自分との対話
日々(じゃないときもあるけど)、こうして何か文章を書いていくというのは、実はとても手間の掛かることで、ときには面倒に感じることもある。その一方で、とても大事な時間のような気もして、結果的にずっと続いている。
「何を書こうか」と考えている時間は、自分自身との対話の時間でもある。
直接自分とは関わらない、ニュースや街で見かけた出来事を書くにしても、自分がどう感じたのかを文章に起こす課程で、自分自身へ呼びかけて、その反応を待つ。まさに自分との対話だ。
呼びかけても何にも返ってこない場合もあるし、こちらから呼びかけているつもりはないのに“勝手に”感情が表に出てきて、文章になっていくこともある。
毎日のように文章を書こうとすれば、それだけ否応なしに頻繁に自分と向き合うことになる。気付かなくていい自分に気付くこともあるような気がする。
ここ最近、なんとも言いようのない漠然とした不安を感じるときがある。できればこれをうまく表したい。でも明確な思いではないために、なかなか文章にすることができずにいる。つまり表現できないのだ。そうなるとこれをストレスに感じてしまう。
これは自分と向き合わなければ気付かなかったかもしれない。
そう考えると、さっき自分との対話は「大事な時間のように思える」と書いたが、もしかすると、頻繁に考えてしまったがために余計な問題を引き起こし、結果的に無駄な時間を作ってしまうのではないかとさえ思えてくる。
どれもこれも、自分との対話。