2276 モアイ像を見に行く

旅行・見学・イベント

なぜかイースター島のモアイ像が、丸ビルで展示しているというニュースを何かで見て以来、なんだか気になっていた。
いつまでも展示しているわけがないなとは思っていたが、それが今日までと知って、慌てて出掛けてきた。こういうときの行動力は、我ながら凄いと思う。

なんだか夏に逆戻りしたような暑さの中、東京駅前へ。

丸ビル一階に目指すモアイ像があった。

「あれ、意外と小さい」

…というのが最初の印象。大きいものになると20mにも達するというが、今回展示されているモアイ像は高さは約3m程度らしい。作られた当初のモアイ像には目が付いていたというのは知っていたが、こうして実際に目が付いたモアイ像を見ると、急になにやら魂が入っているような気がしてくるから不思議だ。

このモアイ像についてのパネルによれば、このモアイ像は、建造当時と同じ技法によって1990年代始めに作られたものらしい。厳密に言えばレプリカとも言えるが、それでも実物同様のモアイを目の当たりにできるのは、それなりに価値があると思う。かつてイースター島の祖先は、どのモアイにも名前を付けていたということにならって、この“新作”モアイ像には、「平和のモアイ」と名付けられ、世界中を回ることになったのだという。

モアイ像の後ろのパネルには、いろいろ興味深いことが書いてある。今回のイベントをきっかけに、モアイ像やイースター島の歴史を考えるということは、これからの環境問題などを考えるよいきっかけになりそうなのだけど、なにせパネルが小さい上に、モアイ像とガラスの壁との距離が狭く、じっくり読むことができないのは残念だった。

読んでいる人もいるにはいたが、多くは写真を撮ることだけに精一杯で、モアイ像が訴えかけようとしていることに耳を傾ける余裕がないようだった。

あ、話が小難しくなってしまった。

こういう実物が来るからこそ気付くことってあるのもので、モアイ像の背中がこんな状態になっているとは初めて知った。この模様に関する説明は見つけることができなかったが、相当いろいろな背景があるのだろう。

これを見て、大阪万博の太陽の塔を思い出した。裏にこんな絵が描かれていたと知らなかった…っていうのと同じ感覚だった。

Posted by ろん