2229 港区広尾を歩く
渋谷駅から明治通りを南下し、広尾方面へ歩く。
渋谷駅前から南側の明治通りは、東急東横線の地下化工事のため、道路がごみごみしている感じ。高架の上を走る東横線が見られるのも、そう長くはない。
しばらく歩いていると、こんな光景が…。
写真だとちょっとよくわかりにくいが、大きなビルの真ん前に幅1mちょっとくらいの掘っ立て小屋が立っていた。おそらく立ち退き交渉が決裂したまま、ビルが建ってしまったのだろう。こういったケースだと、空き家になっていることが多いが、ごく普通に使われているようだった。
広尾の商店街は、やっぱりどこか違う雰囲気。
ちょっと入った「広尾プラザ」という小さなショッピングモールで生演奏をやっていた。
Cielという二人組の奏でるピアノとバイオリン。楽しそうな演奏に、聴いているこちらの方まで楽しさが伝わってくるようだった。
たまたま演奏していた曲は、どれも聴いたことある曲ばかりなのに、タイトルを知らないので、どんな曲を演奏していたかを報告できないのが残念。
生演奏なんて久しぶりだったので、もっと聴いていたかったが、時間がなくて演奏の途中で会場をあとにした。これまた残念…。
またぜひ機会があれば聴きたいと思った。
後ろ髪を引かれるような思いで、広尾プラザをあとにすると、突然、巨大な犬と遭遇。頭を丸めた大きな男の人が飼い主らしく、犬に餌をあげようとしていた。
なにか犬に命令していた。最初よく聞こえなかったので、近づいて聞いてみると…
「座りなはれ!」
有栖川宮記念公園でちょっとひと休みしてから、向かいにある、ナショナル麻布に行ってみる。
有栖川宮記念公園を歩く |
ナショナル麻布スーパーマーケット |
ナショナル麻布は、主に外国人向けのスーパーマーケットということもあって、日本ではあまり見かけない商品が並ぶ。値札や説明書が英語だし、当然お客さんも外国人が多いので、まるで外国にいるような錯覚を覚える。
洗剤もすべて外国製 |
壁一面チーズ |
スーパーマーケットだから、ひととおりの食材が揃っているが、ワインやチーズといった特定の分野の食材が異常に多いのも興味深い。
生演奏といい、見たことのないような巨大な犬といい、外国人向けのスーパーといい、普段とは違った経験ができた一日だった。
追記
そういえば、有栖川宮記念公園でセミが鳴いているのを今年初めて聞いた。