7456 虎御石に会いに行く
大磯にある虎御石の御開帳に行こうとしたら、”コロナ対策”で直接触れることができないとわかり断念したのは、ちょうど一年前だ。
そして今年、ようやくコロナ禍を乗り越え、御開帳で触れることができるとわかり、はるばる虎御石に会いに出かけることにした。
いつもはテレビの上にいる、うちの虎子石もつれていく。
初めての外出だ。
当然電車に乗るのも初めて。
東海道線で大磯を目指す。
東京駅からは1時間ちょっとで大磯に到着。
駅舎はとてもレトロだ。
虎御石がある延台寺は徒歩で。少し坂を下って、交通量の多い国道1号線を渡った、住宅地のなかにあった。
駅からは徒歩で数分ほど。
「虎御石祭」と書かれた幟もあった。
境内に入ると、子どもたちの声が聞こえてきた。
剣道大会をやっているみたい。
虎御石はどこで見られるのか…と思ったら、そのまままっすぐ先の”曽我堂”と呼ばれるお堂に置かれているみたい。
手を洗ったあと、お寺の係の人から、何かの粉を手の上にのせられて、それをこすってから、虎御石に触れて…ということだった。何やら”シナモン”のような香りがする。
虎御石を観たいばっかりに意識がそっちに向いてしまって、詳細を聴きそびれた。
これは何だったのか、ちゃんと聞けばよかった。
そしてご対面。
これまで、多くの浮世絵にも描かれ、歴史ある大変ありがたい”石”に、ようやく対面して、触れることができた。
ちょっとひんやりとしていた。
せっかくだから、いろいろ願を掛けてもよかったのに、触れることだけでいっぱいいっぱいになってしまった。
せっかくなので海のほうに行ってみようということで、OISO CONNECT/大磯港賑わい創出施設」へ。調べてみたら3年前にオープンした比較的新しい施設のようだ。
湘南みかんのソフトクリームをいただく。
無事、目的を達成して、帰宅の途へ。大磯駅へ戻ってきた。
つばめの巣があるという貼り紙があったので、どこにいるのかと探してみたら、すぐ目の前に親鳥が止まっていた。
よく見ると、つばめの巣は、いくつもあって、つばめが駅舎内を飛び交っていた。
もしかすると、この瞬間の駅舎内は、おそらく人間よりもつばめのほうが多いんじゃないかと思うほどだった。
無事に大磯駅をあとにして帰宅。
1年越しで出会えたことへの感謝と、これからも健康に過ごせるように祈りつつ、延台寺でいただいたお福米をいただく。