2230 靖国通りを歩く
「全国空手道選手権大会」の招待券が、ひょんなことから手に入ったので、行ってみることにした。会場は日本武道館。日本武道館なんて、大学の卒業式以来。
会場に着くと、式典が行われていた。ありがちな関係者の長めのあいさつや、第50回という節目ということでいろいろな表彰が行われていた。またバイオリニストの五嶋龍(彼も空手は二段の腕前)の演奏会なども開かれて、なかなか試合が始まらない。
バイオリンの演奏を聴けたのは良かったが、実際に試合が始まるまで、2時間近く経ってしまい、正直飽きてしまった。数試合程度見たところで、おじゃこをおいて、僕だけ会場をあとにし、以前から気になっていた場所へと足を運んだ。
靖国通りを九段下から神保町方面に向かう途中、首都高速をくぐった直後にの左側にかなり古いビルがあるのを知っている人はどれくらいいるだろうか?
その名も「九段下ビル」という。関東大震災の復興事業のひとつとして、1927年に作られてから、今年で実に80年が経っている。見るからにいつ取り壊されても不思議でない状態なので、一度ちゃんと見ておきたかったのだ。
残念ながら建物のほぼ全体に、外壁の落下防止用と思われるネットが被されていて、ビルの詳細を見ることができないのが残念だ。
建物の中にも入ってみることができたが、内部はちょっとすごいことになっていた。詳しくはまたいずれ。
ネットで見づらいが「九段下ビル」と 書かれている |
ビルの外壁が見えたのは ここだけ |
先述の九段下ビルより、ちょっとあとの1934年に建てられたのが、九段下ビルの近所にある「九段会館」。こちらの建物も気になるが、きちんと手入れが行き届いているので、当分取り壊し…などということはないだろう。
九段会館を横目に見ながら、靖国通りを歩いて向かったのが、靖国神社。
何かと話題になる神社だが、もうすぐはじまるお祭りのための準備で忙しそうだった。参拝客は意外と?若い人たちが多く、外国人の姿も少なくないような気がした。
本殿の隣に、就遊館という靖国神社付属の博物館がある。就遊館の建物が建てられたのも1931年というから、先述の九段下ビルが建てられた4年後にできたことになる。この付近は、同じような時期に建てられた建物が多い気がする。
あまり古さを感じさせない |
零式戦闘機 |
1階の展示ホールに入るだけであれば、入場料はいらないようなので、ちょっと見学してみた。
靖国神社や就遊館についても、いろいろ気になることや書きたいこともあるが、今日は時間切れなので、これもまた、いずれ。