1671 エレベータで思う

定点観察

 会社でいつも使うエレベータは8基ある。上か下かのボタンを押せば、8基のうちのどれかが反応して、利用できるエレベータのランプが光る。そのランプがとーっても見難い。どれが光っているかよくわからないのだ。まぁ今回はこの話じゃないので、また別の機会に譲るが…今日、こんなことを話ししている人がいた。

「いつも奥のエレベータが反応するんだよ」

 行き先のボタンを押すと、8基並ぶエレベータのうち奥の方に乗せられることが多いという主張だ。そんな話題を、なぜか今週は何度か耳にした。冷静に考えれば、そういうことはあまり考えられないはずなのに、何人もの人が同じようなことを言っているということは、そう思ってしまう背景を考えてみる必要がある。

 僕が以前から考えていることは、自分のとっていいことと、自分にとって悪いことの感じ方の違いには、とても大きな差があるということだ。もうちょっと詳しく言うと、自分にとっていいことと悪いことでは、悪いことの方が強く感じる傾向があるのではないかと思うのだ。つまり…

いいこと、楽しいこと < 悪いこと、つらいこと

 日頃の生活の中では、いいことも悪いこともいろいろはるはずだが、それをどう受け止めるかだけで、気持ちが変わってくるのではないだろうか。
 つまり、エレベータのケースでは手前のエレベータが利用できる場合には、エレベータの位置の問題なんて気にしないくせに、奥の方のエレベータが反応した場合に限って、その場所を意識するから、そうした感覚を持ってしまうのではないかという仮説。

 できることならば、いいことを強く感じられる生き方をしてみたいものだ。まずは手前のエレベータが反応したときは、素直によかったと思うようにしよう。

Posted by ろん