2008 公平とは?

定点観察

果たして公平とは何だろうか?

祝金もらえぬ職員に互助会費9822万配る 青森・弘前

「不公平が生じないように」と勤続25年以下の職員全員に勤続年数に応じて永年勤続祝い金の名目で配り、1人平均約7万円、入庁1年目の職員も4000円を手にしたという。

この互助会費用、ここ数年は割合は減らしていたが、それまでは半分が税金でまかなわれていた。「永年勤続祝い金」が給与の二重取りとの批判が“内部”から挙がって、廃止となったらしい。

その結果どういうことになったかというと、勤続祝い金がもらえなかった人が不公平ということから、勤続年数にあわせて全員で山分けしたというのだ。

内部からの批判によって…という点を考えると、一瞬「自浄作用が働いたか?」と思ったが、なんてことはない、あくまで「自分たちにとって公平」ということであって「納税者を含めた公平」という視点は最後まで抜けているのだ。

公平って立場によって、全く違った意味を持ってしまうという、ごく当たり前の話。

Posted by ろん