1657 2年前の違和感

定点観察

 先週末の旅行中しばらくニュースから離れている間、こんな事件が発覚していたようだ。

 フジテレビの看板情報番組「めざましテレビ」(月~金曜、前5・25)のコーナー「めざまし調査隊」で、過剰な演出によるやらせが少なくとも3件あったことが8日、分かった。同局が発表した。同局は過剰演出したフリーのディレクターとの番組契約を解除するとともに、同コーナーを打ち切った。

 めざましテレビの過剰というか、やらせっぽい演出は以前から気になっていて、実は2年ほど前、二番搾りで取り上げていた(378 気に入らないところ / 392 素朴な疑問)。

 改めて、なにが問題なのかと言えば、「情報番組」のジャンルに分類される内容であるにもかかわらず、ありもしないことを捏造し、現実に起きているように見せかけたことだろう。
 お笑いとかバラエティであれば、ここまでうるさいことは言われない。見る側にとっては、その番組のジャンルをとてもシビアに見ていると思う。おそらくテレビの業界関係者より厳しく区別しているのではないだろうか。テレビの世界ではこれくらいの行為は日常茶飯事のような気がしてならない。だから、簡単に過剰や演出や捏造に走るんでしょう? そこにあるのは、単純に「番組を面白くしよう」という思いだけであって、放送する番組がどのように見られているかなんてほとんど考えられていないんじゃないだろうか?

 2年前の違和感は間違いではなかったのだ。

Posted by ろん